オーナー様は今年6月、親の代から数十年にわたって管理してきた木造の古い借家を、新しいバリアフリータイプの賃貸住宅に建て替えられました。今回は、車椅子の方が一人でも生活できる本格仕様ということで、貝沼建設の新しいバリアフリーモデルの先行事例としてご紹介させていただきます。オーナー様は40年間近く借家に住んでこられたご高齢の入居者の方に、そのまま住み続けていただく建て替えを決心されたそうです。
| 住所 | 名古屋市港区 |
|---|---|
| 完成 | 平成21年6月30日 |
| 造り | 重量鉄骨造り2階建て |
| 間取り | 1階 バリアフリー1DK×2戸 2階 ワンルーム×3戸 |
1階室内/LDK
車椅子用スロープ
手すりが設けられている1階室内/洗面トイレ
1階室内/玄関まわり
通常より低い位置に設置されたクローゼットのパイプ
通常より低い位置に設置されたスイッチ類
シエスタリアは、お昼寝をしたくなるような気持ちのよい空間――やわらかな日差しと思いやりに包まれ、ゆったりとした時間が流れています。
オーナー様にお話しをうかがいました。
「これまでの2棟の借家が建っていた場所です。ほとんどの入居者は既に退去されていましたが、亡き母と友人のように親しくお付き合いしていただいた方が残っておられました。その方はご高齢で、数年前から車椅子の生活をされていらっしゃいました。それで、今後ますます高齢化が進む世の中ですから、一足先に思い切って本格的なバリアフリー住宅にしようと思ったんです。半分は将来の賃貸ビジネスを考えてのことでしたが、あとの半分は、母のよき話し相手でもあった方へ、40年間もお住みいただいた感謝の気持ちと母にしてやれなかった親孝行の代わりにと思いまして。ご本人にご相談しましたら喜んでいただけましたので、私も気持ちよく建て替えができました。」世知辛い世の中で、こんなに爽やかで心温まるお話をお聞きしたことに、正直いって驚かされました。オーナー様のお考えに営業担当も感動し、これまで以上にいいものをつくろうと必死に取り組んで無事に完成を迎えることが出来ました。隅々にまで提供する側の細やかな心配りが感じられました。オーナー様は「自分の建物ということもありますが、家主と入居者が家族のような関係になるのがシエリスタの理想」とおっしゃっていました。たいへんな刺激と感動をいただき勉強になりました。課題もいろいろあったかと思いますが、次世代へと継承される素敵なお話をいただいたオーナー様に感謝いたします。
※全体として、車椅子の幅+付き添いの方の存在を考えた広さを確保 ※2階は一般入居者向けのつくりです。